第1回「百工茶会」百工茶会とは、、加賀藩には「百工比照」が重要文化財とし、藩の工芸振興としてのかつての「御細工所」も工芸王国石川の象徴となっています。以前から各分野の方々にもいろいろとご意見をいただき、茶の湯と工芸が深く関わっていることを再認識して、文化・工芸を冠とする茶会を開催することにより石川県の文化、アート、工芸を内外に発信することを目指しての会であります。11月2.、3日と無事に終えることができました。名誉顧問には前田家十八代前田利祐様にご就任いただき、ご出席の元、2日は21世紀美術館長谷川祐子館長による貴重スピーチと国立工芸館唐澤昌宏館長の基調講演。その後、工芸美術家池田将晃氏、画家品川亮氏、テキスタイルデザイナー須藤玲子氏、そして先生が登壇し「融合の場としての茶の湯　～使い手、作り手、そして道具～」パネルディスカッションを催しました。3日は、しいのき迎賓館にて工芸、アート、そして今回初披露となりました立礼での薄茶席。21世紀美術館松涛庵では前田家など歴史ある加賀茶道の設えでの薄茶席。新旧、伝統と創造を行き来する場を皆で設えました。県内外から大勢の方々にお越しいただき厚く御礼申し上げます。また、この日のためにご協力いただいたスタッフ、社中の皆様には深く感謝申し上げます。来年も石川県の継続事業として続きます。よろしくお願いいたします。